ホンダ ジャイロ キャノピー、ヤマハ シグナス トライク(台湾・五期)、ICEBEAR ファルコン トライク(DF150TKA)メンテナンス・カスタマイズ情報

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ファルコン GY6 ハイカムの取り付け詳細


ハイカムを取り付ける場合、エンジンをバラす際にまずやっておく事があります。
それは 「 上死点位置の把握 」 です。


↑ カムギヤに空いた小さな穴が 2つ、これがヘッドのフチと平行に並ぶ時が上死点。

ちなみに上死点は、圧縮の時の上死点と、オーバーラップ時の上死点の 2つがあり、
上の写真のようにカムギヤに大きな穴が見えている時が 「 圧縮の時 」 の上死点。
エンジンヘッドをバラしたり組み立てたりする時は、この圧縮上死点の位置で行うのが良いでしょう。


↑ エンジンヘッドを外したら、ダイヤルゲージを使ってより正確な上死点位置を調べます。
( クランクをゆっくり回してダイヤルゲージの針の振れがなくなる瞬間が上死点 ) 


↑ 正確な上死点位置が判ったら、フライホイールに油性マジックで印を付けておくと、いつでも簡単にピストン位置を把握出来るようになります。


↓ 今回、取り付けるハイカムです 

↑ ヤフオクでポチッた GY6用 A8タイプのハイカム。

ハイカムは、A8 〜 A14 まで種類があり、数字が大きくなるほどハイカム度合いが大きくなります。


  
↑ ノーマル品と同様にデコンプ付きです。( 上の写真:左 )

↓ ノーマルカムとの比較

↑ このハイカム(A8)は、カムの山の頂点部分がノーマルよりも高くなっています。
オーバーラップ部分はノーマルとほとんど変わりません。
おそらく A8タイプではバルブが開く高さだけアップしている感じですかね。
( A8は、バルブの開く高さのみアップで、開いている時間はノーマルと同じかと。。。 )

ハイカムを入れる場合、気になるのは 「 バルブとピストンが干渉しないか? 」 という点ですが、
バルブとピストンが一番近づくのは上死点の時。
2つある上死点のうち、圧縮上死点ではバルブは吸・排気とも全閉なので問題ありませんが、
オーバーラップ時の上死点では吸・排気とも開いている状態。

このオーバーラップ部分がノーマルカムとほぼ同じならば、バルブとピストンの干渉はまず無いと
考えてよいでしょう。 

↓ それでも心配な場合は、このようにチェックします

↑ バルブが当たりそうな所に粘土を付けておきます。( 写真では2つですが、吸・排気とも各4つずつぐらい合計8つは付けておくと良いです )

このままエンジンヘッドを取り付けて、フライホイールを回して正確な上死点位置に合わせ、ハイカムを取り付けます。 
ハイカムは圧縮上死点位置で組み付けます。

※ チェーンがコマずれすると正確な判断が出来なくなりますので、ハイカムの組み付けは慎重に!

  
↑ ハイカムを組み付けてタペット調整し、クランクをゆっくり 2回転以上回してからまたエンジンヘッドを外して 
ピストンに付けた粘土が押しつぶされていないかチェックします。
( 粘土のつぶれ具合によって、バルブとピストンが干渉しているか判断します )

※ タペット調整する時( 特に排気側 )は、デコンプ機構に要注意。
デコンプしてない状態で調整しないと NG です。

なお、粘土は全く潰れていなかったので、バルブのクリアランスはかなり余裕があるかと思われます。




記事掲載日 2014/09/29
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