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バイクエンジン FI 化 ( インジェクション化 )セッティング  始動性の向上

 もともと始動性を良くするために自作コントローラーでは始動に最低限必要な噴射量 ( 始動増量 ) と、
温度センサーからの値から計算した増量分 ( 温度増量 ) で始動させていました。 

温度に関しては空冷エンジンでも使えるように、水温ではなくクランクケース温度を計測していたんですが 
それだと細かな温度変化には追従できないんですよね。
例えば、暖気後にエンジンを切り、少し時間が経過した後に再始動する時など、水温は適度な温度になっていても 
クランクケースは冷えてしまっている事があり、計測値のズレが大きくて燃調が上手く行かない事も少なからずあります。 

そこで水温計測に変更し、始動時の増量方法についても根本的に見直してみました。

まず、温度補正用のマップとは別に、始動時の温度によってエンジン初爆用の増量マップをプログラムに追加。 
これは 「 セルを回してから始動するまでの間 」 の増量です。
エンジンがかかった時点で、この増量分はクリアされます。

以前は冒頭で書いたように 「 始動増量 + 温度増量 」 の2つを使って 「 始動から暖気中 」 までの燃調を
コントロールしていました。 
始動増量と言っても始動時だけでなく、エンジンがかかった後に徐々に減らす方法でしたので、
暖気中は 「 始動増量 + 温度増量 」 のミックス状態。 
まあ、クランクケースの温度計測値が曖昧でしたから、その曖昧な分をザックリと大まかにコントロールしていたワケです (笑)  
それでもそこそこイイ感じセッティングは出来るんでけど、季節の変わり目とかに微調整が必要になる。。。
これはどういう事かというと、始動増量を多めにセットすると、温度増量のほうは少なめでよくなったりしちゃうので
季節が変わるとその温度変化によってミックスのバランスが崩れてしまうワケ。

…で、水温計測で的確な値が得られるようになりましたので、「 始動 ( 初爆まで ) 」 と、「 暖気中 」 を 
完全に切り分けてコントロールするようにしました。
まず初爆させるのに適切な増量分を温度計測によって割り出します。 
これにより気温変化に左右されず、ほぼセル一発で始動するようになりました!
エンジンがかかった後の暖気中は、最初に温度による増量分でコントロール。
エンジンがかかると約 30秒ぐらいで A/F 計が起動しますから、温度増量分は A/F 計測の値をもとに自動補正。
無論、暖気後も A/F 計測による自動補正で非常に安定した状態を保てます。

ちなみに当初予定していた ソレノイドバルブによる簡易 ISC  は、無くしてあります。
これが無くても空燃比の自動補正で暖気中のアイドリングが安定するためです。


記事掲載日 2017/04/15
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