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FI 化の仕様について

 
2スト用の 「 自作インジェクションコントローラー 」( インジェクション化 )の
お話しの続きです。

一般的に 「 インジェクションコントローラー 」 って言うと、
FI 車の純正コンピューターに割り込ませてセッティングを
するための 「 サブコン 」 を連想する人が多いと思います。
( サブコン = サブコントローラー、またはサブコンピューター )

サブコンは、メインとなる純正コンピューターの動作に補正を
加える物で、サブコンだけでエンジンを動かす事は出来ないし
純正コンピューターに依存している分、セッティングの自由度は
あまり高く無いと言えます。


それに対し、私が作っているのは 「 フルコン 」 です。
その名の通り、フルにコントロールするためのモノですね。
フルに制御できる分、セッティングの自由度は非常に高いです。

始動からアイドリング、各スロットル開度や各回転域の燃料噴射、
すべての制御をキャブレターに代わって行うコンピューター。
キャブ車を FI 化するためのコントローラーです。


まず、なぜキャブ車を FI 化するのか?

理由は簡単です、便利だし楽しいし (笑)、パワーも出るし。

例えば、キャブ車は基本的に走行中のセッティングが出来ません。
キャブ車でのセッティングは試走と分解組立の繰り返しですからね。

そのため、走らせる度にコンディションが変わってしまったり、
「 さっき走った時はどうだったっけ? 」 …のような曖昧な
記憶に頼ったセッティングになってしまう事もしばしば。。。
セッティングという行為そのものが大雑把になってしまいます。

また、キャブでの調整要素は、2つのジェットとニードル位置。
基本的にこの 3つの要素の組み合わせだけです。
パワージェットを加えたとしても 4つの要素しかありません。
なので全域をベストな状態にするには難しく、仮にそれが出来ても
季節が変わればセッティングがズレてやり直し。
結果的にベストにするよりも妥協範囲に収める事になりがちかと。


私の作るフルコンは、走行中にセッティングが可能。
走らせながら調子の良い所を探るように調整値を変えて行けば
キャブ車よりも遥かに早く安全でキメ細かに仕上がります。

4ストでフルコンを作った時は、これを空燃比センサーを使った
測定値をもとに、自動で補正して自己学習するようにしましたが
2ストでは空燃比センサーが使えそうにないので、その代わりに
手動操作にて自由にいじれるようにしてみました。

基本噴射量、各スロットル開度での個別調整、全体的な上げ下げ、
各回転数での個別調整などなど、走りながら現在の開度と回転数に
対応するマップ箇所を、ハンドルに取り付けるスイッチを操作して
ダイレクトな書き換えが可能です。

それと、独自機能だけでなく、一般的な温度変化の補正機能も加え
メーカー市販車なみに 普通に乗れる仕様 になったかと思います。


正直なところ、私も結構いい歳なんで、走行とキャブ分解組立を
繰り返すようなセッティングはもうツライんですよ (苦笑)
その労力に対し、FI ほど細かなセッティングが出来るワケでは
ありませんからね。

昔からキャブは好きだったけれど、今はやっぱり FI かと。
キャブ車と比べて、簡単で思い通りに出来るのが最大の利点です。



記事掲載日 2018/05/25